銀時がふいと振り返った。
真っ直ぐな目をしてこちらを見ている。睨むでもなく、問いを正すので
はなく、ただじっと。
諦めを含んだその表情を俺は何度も何度も何度も見た。
無表情に俺を見る銀時ににやりと笑う。
「キスしろ」
命令した。
銀時は何も考えていませんよ、という表情を崩さぬままでこちらに歩
いてくる。そして何も言わないまま迷わず俺の首に手を回した。
俺の方が少し低いこの伸長差もいい。
がっと頭の後ろを掴み取るとそのまま口をふさがれる。
べろり、と上唇を舐められ、その感覚に多少眩暈がした。
銀時の手が頬に移動してくる。両頬をがっちりと掴む濃いキス。
何もせずにだらりと両手を下げてキスを受ける。中でも動かずにいる
が進入してきた舌が擦り付けられた。
舌と舌の独特の感触と、久しぶりで変わらないコイツのキスに薄く笑
った。喧嘩を仕掛けるようなキス。ちょっと舌を伸ばすと甘噛みされて
目を閉じた。また擦って擦り付けてべろりと舐める。大きく口を開けな
がら食べるように吸い付いてくる。
生々しい音が聞こえる。
「・・・っ」
「かわいそうに」
中を溶かすのは時間をかけてやった。多分ここ最近入れられてはい
ないのだろう。分からないがとにかくせまかった。
デスクに上体を預けさせ後ろから指を突っ込んでかき回す。熱い。
上着越しにぺたぺたと背中を触った。ごっついねぇ、とつぶやいても
無視。まぁいいや。
銀時の体のラインは美しい。がっちりとした骨に薄い皮が張り付いて
少し硬い筋肉がきちんとついている。太い首の後ろに吸い付いて噛
んだ。びくりと震えても声は出さない。けれど俺を殴り殺す事もしない
コイツはデスクにただひたすら突っ伏して手をぎゅうとグーの形にして
いた。
下だけずり下ろしただけの格好。最高だね。
ずずずっと指を引き抜くと、っ・・・という声にならないのが漏れた。
誰もコイツがこんなにイイなんて知らないのだろう。銀時のそこの穴が
非常にいい具合だという事を。
これは愛情に似た憎しみだ。
誰にもそんな所に入れさせないとは思わない。
俺と同じように突っ込んでいる輩に出会えるなら、それはそれで楽し
みが増す。
そう考える事が出来る俺は狂ってるんだろう、それでもいい。
何処もかしこも男らしいこの銀の白夜叉がそこに突っ込まれている。
そんな場面を見て興奮しない男がいるのならそいつの方が狂ってる
気もするけどな。
「・・・っ、ン・・・・っ、チッ」
「何だよ、もう立ってんじゃねーか。クク、お前も最低だな」
ゆっくりゆっくり挿入した。ギチッギチッという変な音がしたから少し切
れたのかもしれない。
まぁいいや。
「ッ、何すんだよッ・・・・・・!」
「黙れ」
突っ込んだまま動かないで銀時の前を触った。すでに半立ちのそれ
に手を絡めて擦り上げる。
「・・・固てぇなぁ・・・」
「・・・・ッ・・・・ッ・・・ッ、ン、」
「声出せば?」
「ンンッ、」
入れたままの後ろもぎゅっぎゅっと時折締まったりする。それを何とか
耐えながら耳元につぶやいた。
「・・・ッ、ちょ、待っ・・・・・・・・ッ、ア、」
「銀時お前、髪切ったなぁ」
「高杉ッ・・・・ア、待て、・・・・ッ、ア、ア、」
必死で開放を我慢するその固さをさらに擦り上げる。速く上下に扱う
と一気に体積が増した。
「・・・イけって」
「・・・ッあ、・・・・・・・・ッア!・・・・・・・」
どんどんスピードを上げて扱いつくすとひときわ搾り出したような声で
銀時は達した。その感度でぎゅっと一気に締まったそこを奥歯をかみ
締めて耐える。
我慢していた開放に、銀時はぐたっとデスクにつっぱねていた体重
を預けた。
「!!待て、ちょっと・・・・待っ・・・」
その隙を見逃さず動いた。開放と共に締まっているそこは一度抜く
たびに色んな熱さが絡んできた。ズズッという音がしてギリギリまで
抜くと銀時の背中が大きく揺れる。
そのまま間髪いれずに突っ込んだ。
「アア!・・・もう、・・・ハッ・・・、ンン!!!」
ガクガクと揺さぶって突っ込んだ。一度達した後の強い感度に銀時
の背中は何度も揺れる。
ぐちっぐちっと生々しい音が響いて、銀時は耐えながらも言葉をぼろ
ぼろに零していた。
耳元に近づいてつぶやく。
「なぁ銀時、お前、毎日ここ居るんだろ?」
「・・・ック、は、・・・」
「かわいそうになぁ」
太股を抱えて更に奥に突き動かした。
「白夜叉で何人もの人を切り殺して、やっと足洗ってなんとか生きが
い見つけて、
頼ってくれる人が出てきて護りたいものを再びもって。
・・・かわいそうになぁ。誰も知らないだろうな」
男のお前が男に穴に突っ込まれて、喘いで、ぐちゃぐちゃに精子撒き
散らして、
そんな事をまた繰り返さなきゃならないなんて。
「・・・アッアッアッ、」
「最低だよな、俺も」
「ンン、アウ、アウ、・・・アアッ」
「善がってるお前も」
揺さぶる動きを止めぬままで前に手を伸ばす。
反応しきったそれをまたねっとりとなで上げた。
「アハッ、ああ、・・・アッアッ、アアアアッ!!!」
「・・・ッ、」
遠い二回目の開放を向かえ、銀時はぐたりとデスクに寄りかかった。
奥深くに今までのものを注ぎ込み、その背中にどさりと覆いかぶさ
る。
うなじに吸い付き汗を舐め、顔を横から覗くと銀時は真っ直ぐをみて
息を吐いていた。
目に涙を浮かべて、ただ呆然と。
半分開けられたままの口元にぐぐぐと近づいてキスを落とす。
抵抗を見せない白い獲物。
自分よりも図体のがっしりしたこの男に突っ込む事に快感を覚えたの
はいつだったか。境目は何処だったか。
またこの男は自分を受け入れるだろう。遠い昔に無くした俺の片方の
光を悔やみながら、入ってくる塊を拒まずに。
ねっとりと熱い溶けるようなその快楽に溺れているのならまだマシだ
が、そうとも言い切れない。
コイツをどうしたいのだろうか。
主導権を握るこの手で。
お前に今更許しを請うのは遅いだろうか。
銀色の髪の匂いを吸い込みながら考えた。
甘い匂い。大の男には似合わない、こいつにはすこぶる似合っている
甘い匂い。
銀時はまだ荒い息を吐いていた。
やりすぎたのは分かってます。え、どうしよう。
でも銀さんは受けだけどエッチは上手いと思う(どんなだ)
あと、キスがすこぶる上手いと思います!ね、親方!