少し背が低くてそれを気にしていて
髪の後ろがはねてて俺よりもいつも不機嫌で
首のラインがとても綺麗で耳の裏側のくぼみが弱点で
いつも眉間にしわを寄せていてツナの前では犬みたいに笑ってて
ハーフらしい不思議な眼の色をして中学生のくせに煙草を吸う仕草が似合う
ダイナマイトを体中どこからでも取り出すから花火かとからかえば盛大に本気で怒って怒鳴る
細くてもしっかりした手首に色んなものをつけてて細い指にも色々な形の指輪をたくさん重ねてつけて

 

 

その中に一つ今日から新たに加わった俺が選んだ細身のシルバーリングを
昨日渡した時にうぜーお前きもい、男同士でとかなんとかいいつつもしっかりと
「じゃー獄寺、俺が」って自分でもにやけそうでむずがゆくも迷った挙句獄寺のやっぱり
右手だけど薬指にそーっとはめても何も言わないので俺が調子にのって両手でつつんでさすって
ちらって伏せたまんまの獄寺の顔を覗き込んだら真っ赤になってじーっとその指輪を見ているもんだから
俺も恥ずかしくなってぎゅーと抱き寄せてまた獄寺のきもいって言葉を今度は耳元で聞いてだよなーうんでも
ありがとう、って返した
ありがとうとか滅多に言ってくれない獄寺の変わりにしみじみとつぶやいたら黙ってしまったので翌日どうなるかとても心配だったけど、
俺をほったらかして十代目ー!とにこにここれ以上ないくらいの笑顔でお昼の飲み物を差し出している獄寺のセーターからするっと出ている
その細い指には昨日俺がはめた俺からの獄寺へのプレゼントである指輪がちかちか光っていて眩しい。獄寺が眩しくてめまいがしそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな、俺の彼女を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、
嬉しかったから冗談半分でツナに言ったら本気加減の拳で獄寺に殴られた。
必死で弁解しているさまが余計本気ととられるのを知らない獄寺は、もう最近からすでに感づいているツナに
違うんですとおろおろ言っていた。それを見てあははと笑う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の彼女を紹介します。
大事にしたいなぁとしみじみ思える、大切な人です。

 

俺の彼女を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

05/3/16

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な・・・なんかもっさんキモ!キモい!私の書くもっさんってキモい!

彼女にしようか彼氏にしようかさんざん迷って結局彼女。彼女、っていう言い方はあんまりなんですがどうしてもこっちの響きがよい。

あの某映画タイトルとかパクってみた(パクったとか言うなよ・・・)