温かい体温にため息をつけば、少しある隙間から笑う気配がした。
慎重にまわされる手はそれだけで気持ちがいい。
そんな事聞いたことない。
知らないうちにするりと伸びてきた手が頬をさわってくれて、人の体温を感じさせる。本当はセックスでいれられてる時よりこの時がいい。
生身の中に入られたあの感覚は現実味すぎて、どうしても熱が留まってしまう。
それがいけない。と思うのは俺だけだ。
山本にとってセックスはなんなんだろうか。俺にとっては怖いことだ。快感は脳裏を焦がすけど後先のことを一瞬で飛ばしてしまう。
もう何もいらないと思ってしまう。もうこれだけが全てだと思ってしまう。
世界中は広いけどもうコイツだけだもう、俺の中にはいっていいのは、と。
喘ぎながら汗かきながら名前を呼びながらそう思っても
結局は世界は青くて広くて最悪で最高で、それらから俺は逃げられない。
背中を守るより撫でて欲しい。叩いて欲しい。
気づかせる前にあやしてほしい、俺ごと。やさしい力で。

 

 

 

 

いつまでも舌をいれてこないから薄目を開けてみれば、山本は笑って髪にキスした。
さようなら俺が本当に欲しかった人のぬくもり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

背中をさわってほしいなんて思えたのはお前だけだったのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

05/2/20

 

ちょ・・・何この終わり・・・とか・・・すいません。
武死んでないですよ。イタリアにも一年しないうちに追いかけてきますよ。山本はそんなやつです。
とにかく獄寺のためなら色んなことしちゃう人。そんな山獄がすき。
あと獄寺は背中さわってもらうと落ち着く・・・とか駄目すか。マイ設定で。ぽんぽんぽーんとかしてあげると。大人しいとか。
獄寺は「てっめ、ガキ扱いすんな」とか「まーまー、」とかって武が毎回やって、
耳元で武がため息とかついて「やっべー俺お前のことかなり好きだわ」とか言って、「うっせー」とか言って
でも獄寺はそれを毎回武がやるからそれが大好きになっちゃって、背中叩いてもらうのが好きになるとか・・・駄目ですか。
でもそれで(強制終了)